令和2年・施政方針/④健やかにくらせる まちづくり【まちをみんなでかんがえよう】
たくさんの人と一緒にこのまちのことをかんがえて、たくさんの人と一緒に
このまちを楽しみたい。そんな想いで「つくる・つなぐ・つどう」をテーマに
兵庫県の東の端っこ猪名川町で活動するいながわリンク。
一人一人が自分の住むまちのことを、ジブンゴトとして知って・考えて・動けたら、
と思って始めた【まちをみんなでかんがえよう】シリーズです。
今回表明された猪名川町の施政方針は、基本方針+まちづくり方向としての6項目。
これらの内容に気にとめておくことは、最初にお伝えした想いをもって活動する
いながわリンクの今後にも大切なことだと思って、ひとつずつ、分けてまとめています。
●【基本方針】
●【施策・事業1】交流・活力をうみだす まちづくり
●【施策・事業2】誰もが挑戦・活躍できる まちづくり
●【施策・事業3】人を大切に育てる まちづくり
●【施策・事業4】健やかにくらせる まちづくり(下記)
●【施策・事業5】自然と共生し快適にくらせる まちづくり
●【施策・事業6】安全・安心を守る まちづくり
【まちづくりの方向4】健やかにくらせる まちづくり
地域福祉については、生活に困窮されている人やひきこもりで悩んでいる人などが
住み慣れた地域で安心して暮らすために、 自立・就労に向けての支援を行ってまいります。
認知症対策については、認知症予防・早期発見に取り組んで おり、家族への支援として
認知症カフェの普及に努め、認知症 高齢者が行方不明になった場合に備え認知症高齢者
見守り用G PS端末の貸与事業の普及・啓発に取り組んでまいります。
高齢者の権利擁護については、成年後見制度の普及、啓発を進め、法人受任の仕組みや
組織について調査・研究し一層の権 利擁護が進むよう取り組んでまいります。
高齢者支援については、健康づくりとして、健康器具設置事業に取り組んでおります。
新年度では、つつじが丘小学校区まちづくり協議会の地区内に健康器具を設置し、
これによりすべ てのまちづくり協議会での設置が完了いたします。今後は器具の活用などが
進むよう啓発等に取り組んでまいります。
70歳以降に運転免許証を返納した際に定期券等の購入助成を実施しておりますが、
高齢者の外出支援策はもとより、高齢 者の交通事故防止にも効果が期待できることから、
タクシー券や交通系ICカードへのチャージも対象にするなど制度の見直しを行い申請者も
増えております。今後も継続的に制度の見直しを行い高齢者の外出と安全の確保の両立を
推進してまいりま す。
介護予防・日常生活支援総合事業については、各地域で開催されている健康長寿体操、
ふれあいいきいきサロン、脳の健康 教室の実施を支援し、高齢者の生活の質の向上と
自立支援・重度化防止に取り組んでまいります。また、高齢者の健康維持並びに健康寿命を
延ばすためには、食生活が重要であることから、高齢者を対象に管理栄養士による講座や
講演会を開催してまいります。
在宅医療・介護連携の事業については、川西市と協働・連携 し、川西市・猪名川町
在宅医療・介護連携支援センターにて医療や介護等の相談・支援を行うとともに、
情報・知識の習得のための研修会や検討会を開催して多職種の専門職が連携し、高齢者が
住みなれた地域で安心して暮らし続けられるよう仕組みづくりに取り組んでまいります。
障がい者(児)支援については、障がい者(児)福祉計画の見直しを行ってまいります。
障がいのある人もない人も共に支えあい、暮らしやすいまちをめざし取り組んでまいります。
高齢化社会を迎え、障がいのある人もその支援者も高齢化が進んでおります。親亡き後を
見据えた相談体制の強化や地域生活拠点等の整備に取り組むとともに、新たなサービス提供
環境の確保に向け事業者の誘致などに努めてまいります。また、聴覚障がい者の大切な
コミュニケーション手段である手話につい て、外国語などと同様に手話も言語の一つとして
位置づけ、手話の普及啓発を進めるため、手話言語条例の制定に向け検討してまいります。
健康については、特定健診や各種がん検診などの受診勧奨に努めるとともに、検診結果に
基づく特定保健指導の実施率の向 上や病態別の健康教室の開催などの健康増進指導や
フォロー態勢の充実を図り、検診結果において精密検査が必要となった方への精密検査
受診率の向上にも取り組んでまいります。
健康づくり活動については、いながわ100万歩チャレンジ 事業について、関西大学との
地域包括連携により事業の効果検証を行い、より多くの方に参加いただき運動習慣の獲得を
進めてまいります。また、地域健康づくり支援員とともに全町を対 象とした取り組みを
すすめ、各地域における支援員活動の活性 化に努めてまいります。
また、歯科保健については、無料成人歯科健診事業を新年度より県内で初の取り組みとなる
20歳以 上の方を対象とし、予防歯科の充実のため毎年受診していただけるように対象者の
拡大を行うことで、歯周疾患や口腔機能低下の予防につなげ、生涯を通じた口腔衛生の
保持に取り組んでまいります。
食育の推進については、「食」の重要性を認識し、健全な食生活、食文化の継承、地産地消
の実践、家庭や地域での「食」を 次世代へ伝えていくことで生涯にわたる心身の健康に
つながるよう取り組んでまいります。
医療については、内科、歯科及び眼科・耳鼻科の休日診療に加え、小児科については、
休日・夜間の急病診療の実施につき、 広域連携により実施してまいります。
救急搬送については、阪神地域の二次救急受け入れ医療機関の救急処置情報をリアルタイム
で取得することにより搬送先医療機関の検索が容易となる「むこネット二次救急システム」
の運用を実施してまいります。また、病気やケガ、メンタルヘルスなどの医療不安をはじめ、
育児や介護についての不安などについても医師、看護師などの専門職が24時間、無料通話で
電話相談を受ける「いながわ健康・医療相談ほっとライン24」を実施してまいります。
国民健康保険事業については、県内では初となる国民健康保険証と70歳以上の方に交付する
高齢受給者証の一体化を行い、被保険者の利便性の向上を図ってまいります。また、兵庫県と
協力して広域化の推進に取り組むとともに、特定健診や特定保健指導等の保健事業を推進
してまいります。国民健康保険税については、基金を有効に活用しながら、税率の引き上げを
抑制してまいります。
【施政方針/⑤自然と共生し快適にくらせる まちづくり】へつづく
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